謎と不思議、「小さなモニュメント」のナゾに迫る

各地で見かけるさまざまな石碑や塚、お地蔵さまや彫像。

私も若い頃は「あ、何かあるネ…」くらいで軽く流してしまっていましたが、最近はそうしたモニュメントに秘められた意味や歴史、ストーリーに思いを馳せるようになりました。

でも、案内板が無かったり、ちょっと見ただけでは意味が分からないモニュメントと出会うこともしばしば。

そうしたモニュメントが気になって仕方が無い!!

そこで今回は、私が「気になって調べてみた」モニュメントを幾つかご紹介!

これを機に、あなたも身近なモニュメントの意味やストーリーを探してみませんか?

何気なく歩いていた道、気にも留めなかった石碑には…何か、ドラマチックな物語が隠されているやも知れません。

(気になるその1)本成寺の写経塚

新潟県三条市、「日本三大鬼踊り」の一つに数えられる鬼踊りで有名な本成寺。

本成寺境内を散策中、気になる「塚」を発見。

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一見お墓のようにも見えるのですが、お経の巻物を模した石碑に「写経塚」と記されています。

じつはこれ、不思議でもなんでもなかった…;

ご存じの方が多いかと思いますが、実はこれ、各地のお寺で目にすることができる一般的なもので、そのものずばり「写経塚」というものです。

…お恥ずかしい限りなんですが、私は42になって初めて目にしたため、勝手に「不思議!」…と気になってしまっていました;

これはご先祖さまや故人を供養するため、または何かしらの願いを込めてお写経を奉納するためのものだそうで、般若心経のお写経を奉納するのが一般的だとか。

私も、自分自身と家族の健康を祈ってお写経を奉納しようかナ…と思いました!
(実は中学生の時に「写経クラブ」という非常にマイナーなクラブに在籍していたことがあったりしまして、般若心経のお写経はかなりやりました。)

(気になるその2)越後胎内観音向かいの鳥獣転生碑

新潟県胎内市にある越後胎内観音。

その道路を挟んだ向かい側、川にかかる赤い鉄橋のたもと付近にひっそりと佇む石碑を認む。

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元々、注意深く見ないと判りにくいような場所に存在することに加え、写真のように鉄パイプで囲われており、なんだかとても寂しくてもの悲しい印象を受けてしまいました。

実は、この石碑に関しては謎が解けておらず、いまだにスッキリしていません。

恐らくですが、「鳥獣転生」の銘から鳥や獣たちの供養…「次は人として転生して、幸福に生きてください」という祈りを込めた碑であると想像しているのですが、対象となる鳥獣がどんな鳥獣なのかがわかっていません。

実は越後胎内観音の向かい側には「樽ケ橋遊園」という動物園と遊園地を合わせたようなレジャー施設(ただ、規模は小さめです)があるのですが、ここで飼育されていた鳥や動物たちを慰霊するものなのでしょうか?

それとも、かつてこの地を襲った水害により命を奪われてしまった家畜たちの鎮魂碑なのか…。

いずれにせよ、動物たちのために立てられた碑であることは間違い無いでしょう。

もし…もしもこの「鳥獣転生碑」についてご存じの方がおられましたら、是非この碑に関するお話をお聞かせいただけませんか?

ご存じでしたら こちら よりご連絡いただけると嬉しく思います!

(気になるその3)内島見観音堂、仁王像と「草鞋」

私の実家からほんの1~2分、まさに私が「庭同然」に親しんできた新潟市北区にある内島見観音堂。

実は子供の頃から気になっていたんですが…山門の仁王像の格子に、沢山の草鞋(わらじ)がかけてあるんです。

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私が子供の頃でも、既に履物といえば「靴」が当たり前の時代です。

写真のように藁で編んだような「草履」は日常的に使われることは無く…ブラウン管の中の時代劇の小道具として目にするのみでした。

それが!?

あらあら、まあまあ!!写真のように何足も、色や形も豊富に揃って…つるされているんです。

子どもの頃から…地味に気になり続けていました。

42の親父になってからインターネットで調べた結果…!?

そもそも仁王さまは「健脚」の代名詞!…ということで、【仁王さまの健脚にあやかり、いつまでも自分の足でシッカリ歩いて生きたい!】という願いを込めて、人々から奉納された草鞋だったのでした。

なるほど!これはスッキリです!

私もコンドロイチンを無性に摂取したくなるようになったら…草鞋を奉納したい!!

やっぱり、自分の足で、自分の好きなところに歩いて行ける…これは本当に幸せなことですよね。

特に私は田舎暮らしなものですから、足の健康は生命線です;

普段気に留めることもないけれど…だけど、確実にそこにあり続ける「石碑」「塚」「像」といったモニュメントたち。

そこには過去の出来事の記憶や人々の願いなど、実はとても大切なものが込められていたりします。

今後もこうした小さなモニュメントのささやきに耳を傾け、秘められた物語に思いを馳せたいと思います。