[乙宝寺] さみしい血の池

2015年11月、毎月恒例となった乙宝寺(新潟県胎内市)参詣に行って参りました。

紅葉に彩られた秋の名刹、その片隅に寂しげに佇む血の池のお地蔵さまを見て、少し切ない気持ちに。

まさに「光陰矢の如し」、歳を重ねてくるとどうにも月日が経つのが速く感じられます。

特に今年は季節が足早に過ぎていった感が強く、余計に月日の経過が速く感じられるのかも知れませんね。

1月の初詣にはじまり、今年は私の厄年(42歳なので、後厄ですね)ということもあって毎月恒例となった乙宝寺参詣も、早くも11回目(正確には途中で「月に2回」参詣したこともあったので、12回目)です。

「ちっちゃな秋、みぃつけたっ!」 かわいいもみじ、いとをかし。

「ちっちゃな秋、みぃつけたっ!」 かわいいもみじ、いとをかし。

乙宝寺の境内も、すっかり紅葉…というか、早くも一部落葉。本当に季節が駆け足で去っていくような感じがします。

乙宝寺の境内も、すっかり紅葉…というか、早くも一部落葉。本当に季節が駆け足で去っていくような感じがします。

「紅葉と三重の塔、ドヤッ!」っていこうと思ったら…あらら、完全に三重の塔が食われちゃいました…orz 写真、下手でオハズカシイ;

「紅葉と三重の塔、ドヤッ!」っていこうと思ったら…あらら、完全に三重の塔が食われちゃいました…orz 写真、下手でオハズカシイ;

さて、毎月恒例「50円の線香束奉納の儀」を執り行いましょうか…と思ったら、今月は異変がっ!? …なんか、いつもよりカナ~リ盛大にもくもくしてますヨっ!?

さて、毎月恒例「50円の線香束奉納の儀」を執り行いましょうか…と思ったら、今月は異変がっ!? …なんか、いつもよりカナ~リ盛大にもくもくしてますヨっ!?

それもそのハズ!! ご覧ください、この線香束の物量をっ! 実は紅葉シーズンということもあってか、この日は非常に沢山の方が観光に訪れていました。 月によっては私たち家族だけということも少なくなかったんですが…とにかく賑やか!

それもそのハズ!! ご覧ください、この線香束の物量をっ! 実は紅葉シーズンということもあってか、この日は非常に沢山の方が観光に訪れていました。 月によっては私たち家族だけということも少なくなかったんですが…とにかく賑やか!

参詣を終えると、これもまた毎月恒例となった「血の池」散策に向かいました。

思えば最初に訪れた際に「水が無い」ことと、その悲しい歴史に感嘆し、以後毎月のように散策することとなった「血の池」。

つい最近、どうやら池の水は枯れて久しいという…「干上がった血の池の謎」も解明。

謎が解明したのだから「もういいじゃないか」という声も聞こえてきそうですが…なんでしょうか、何か、ここに来ると落ち着くというか…惹かれるものがあります。

この場所には、何か縁があるのでしょう。

今月も干上がったまま…それより、荒れ放題となってしまっていることに、少し寂しい気持ちになってしまいました。

今月も干上がったまま…それより、荒れ放題となってしまっていることに、少し寂しい気持ちになってしまいました。

最初は不思議な写真が撮れてしまったこともあり、チョット「怖いな」「気持ちが悪いな」という気持ちがあったのですが、今は…この場所に、何か親しみといいますか、一種の安らぎさえ感じます。

今はもはや「水が干上がっている」ことよりも、この場所が荒れ放題の状態になってしまっていることに寂しさを感じます。

写真に写っている、お地蔵さまにお供えされている「リンゴ」。

実は模造品だったりするんですが、このリンゴも風で飛ばされたのでしょうけれど、離れた場所に転がっていました。
(写真は、私が供えなおしたあとで撮影したものです)

相変わらず説明の看板も破損しており、お地蔵さまの頭巾ももはや見当たりません。

かつてこの場所は、生後間もなくして逝ってしまった赤ちゃんを葬った池でした。

もちろん、もはやここで葬ることも無くなって久しいことでしょう。

だから、この場所に特別な気持ちをもって「記憶」している方も…もはや居ないのだと思います。

同じように、「かつて悲しい歴史があったものの、もはや忘れられて久しい」場所は全国に無数に存在することと思います。

これは仕方が無いことです。

ですが、こうした歴史を持った場所を訪れ、そのエピソードを知り…偲び、敬意を持って本当にささやかだけど祈りをささげたいと強く思うようになりました。

「血の池」よ、安らかに。

あなたの身近にも、こうした歴史を持った場所が必ず存在するはずです。

時に思いを馳せ、先人たちの営みを偲び、敬意を持って祈りをささげてください。

先人の心に近づくことで、日々の生活、見える景色…色々な場面で、あなたの人生に深みと感謝の気持ちを与えてくれるはず。

…少しばかり歳を取らないと、ちょっと気づけないかもですが…でも、「過去から未来へ」それは私たちの周りに枯れることなく、豊かに溢れているんです。